2020.01.23
炭水化物(デンプン)②
八点鐘
デンプンにも水溶性のものと非水溶性があります。家庭科の時間に習ったと思います。水溶性デンプンは体内の消化器官より吸収されますが、非水溶性のデンプンは吸収されずに便として体外に排出されます。便の大部分がこの吸収されなかった水溶性デンプンの残滓と非水溶性デンプンなのです。
よって、『炭水化物ダイエット』を行っている人は通じが不完全になります。植物繊維を摂れば、通じがよくなりますが、植物繊維だけでは便の量が少なく、スッキリしません。
本当に『炭水化物ダイエット』は効果があるのでしょうか?ダイエットは、摂取カロリーと消費カロリー(運動量)のバランスですから食べ物の種類は関係ないと思います。
確かに、体内で余ったカロリー(糖質等)は、肝臓で脂肪に変えて、内臓脂肪として内臓の周囲に蓄積します。糖質が不足すれば、この内臓脂肪を分解して糖に変えます。
だからと言って、炭水化物(糖質)を制限すれば、体内の糖質が足らなくなります。カロリー(糖質等)を最も必要とするのは脳です。次に必要とするのは、内臓と筋肉です。炭水化物を制限するのは、生命の維持と活性の元を阻害することです。
こんな不健康なことをしてスタイルの良い美人にはなりません。人は明るく活発に活動することが大切でこれが人としての魅力となります。
ダイエットなぞしなくても、規則正しい生活とバランスの良い食事をすれば、健康でハツラツとした生活が送れます。
世間の風潮に惑わされず、自分らしい健康的で爽やかな生活を送りましょう。
以上 薄明